「犠牲になった友人が背中押して助けてくれた気がする」 秋葉原殺傷の被害者が証言(産経新聞)
東京・秋葉原の無差別殺傷事件で殺人罪などに問われた元派遣社員、加藤智大被告(27)の第5回公判が11日、東京地裁(村山浩昭裁判長)で開かれた。当日、友人3人と現場を訪れ、うち2人が加藤被告の運転するトラックにはねられ殺害された大学生の男性が出廷。「背中を(犠牲になった)友人に押された感じがする。自分を助けてくれた気がする」などと、トラックが交差点に突っ込んできた当時を振り返った。
男性は現場の交差点を渡っているところで事件に遭遇し、後ろにいた友人2人がトラックにはねられ犠牲になった。男性は、「横断歩道を渡っていると目の前の人たちが突然騒ぎ始めた。横を向くとトラックが突っ込んできた」と当時の状況を説明。この男性は、トラックと接触し腰などに軽傷を負った。
また、この男性が「いつも一緒にいたので死んだのが信じられない」などと述べた供述調書が朗読された。
起訴状によると、加藤被告は平成20年6月8日、東京・秋葉原の交差点にトラックで突っ込み、3人をはねて殺害。さらにダガーナイフで4人を刺殺したほか10人にけがを負わせた、などとしている。
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また、この男性が「いつも一緒にいたので死んだのが信じられない」などと述べた供述調書が朗読された。
起訴状によると、加藤被告は平成20年6月8日、東京・秋葉原の交差点にトラックで突っ込み、3人をはねて殺害。さらにダガーナイフで4人を刺殺したほか10人にけがを負わせた、などとしている。
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2010-03-16 15:12
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